| |
| ■ 工法の特徴 |
| |
KTBアンカー工法は、定着方式としてネジ付アンカーヘッドを用いて各ストランドを「くさび」定着後さらに「ネジ付アンカーヘッド」によりリングナット方式で定着し、セットロスをなくし締め付け効果を高めます。
またSCアンボンドPC鋼より線は、その素線の一本一本をエポキシ粉体塗装し、優れた耐久性と安全性を高めた製品です。
|
| |
|
| |
| |
 |
|
 |
| 定着具 |
|
従来のくさび定着は、セット時に緊張力の損失を生じていました。しかし、KTB定着工法はくさび・ナット定着であるため、そのロスが解消され、再緊張が自由に行え、しかも現場内でストランドの長さ、本数が自由に調節できます。 |
|
|
|
|
| 緊張材 |
|
本工法で使用される緊張材の＜SCストランド＞および＜SCアンボンド＞（全塗装PC鋼より線）は、PC鋼より線の各種腐食環境に対する防食性能を飛躍的に高めた材料です。
PC鋼より線を構成する素線（芯線・側線）の1本1本をエポキシ樹脂で粉体塗装する被膜形成技術と再より合わせ技術の開発によるもので、錆などに対して優れた耐久性を有し、従来のものに比べて格段に安全性を高めました。
また、本製品はPC鋼より線としての強度性能をそのまま保持していることはもちろん、PC鋼より線の柔軟性も加工前のものと同等です。
さらに、極めて薄い被膜形成が可能となったことと製造工程の徹底した合理化などにより、コストも大幅に縮減できました。 |
|
|
|
| |
|
|
| |
| ■ KTBアンカー工法の主な用途 |
| |
|
| |
| ■ KTBアンカー工法の種類 |
| |
 |
KTB・荷重分散型永久アンカー工法は、複数の耐荷体を設けて荷重を分散させる画期的な構造を、世界で初めて実現した永久アンカー工法です。荷重の局部集中が避けられ、グラウトにひび割れを生じません。長期にわたる耐食性、耐久性および構造安定性に優れています。
|
| ● |
設計アンカー力を数個の耐荷体を介して地盤に確実に分散伝達。 |
|
| ● |
テンドンに全塗装PC鋼より線＜SCストランド＞を使用し完全防錆。全体にわたり四重防食を実現。 |
| ● |
設計アンカー力に合わせ、ストランド本数を設定。 |
| ● |
地層条件の変化に即して現地でアンカー長の変更可能。 |
|
 |
|
| |
 |
世界的に広く普及している引張型アンカーは、荷重の局部集中によりグラウトにひび割れが生じることがあり、テンドンの腐食という問題を抱えていました。本工法は全塗装PC鋼より線＜SCストランド＞を使用し、この問題を一挙に解決した永久アンカーです。
|
| ● |
ストランドはスペーサーで隙間を確実にとり、グラウトとの付着強度を増強する方式。 |
|
| ● |
テンドンに全塗装PC鋼より線＜SCストランド＞を使用し完全防錆。全体にわたり四重防食を実現。 |
| ● |
シンプルな構造で、削孔の細径化を実現。 |
| ● |
挿入作業が簡単、緊張管理も容易。 |
| |
|
| |
|
| |
 |
|
| |
 |
KTB・応力拘束型Cmsアンカー工法は、周辺地盤やグラウトに平均化された小さな応力を伝達する、画期的な構造を備えた永久アンカーです。グラウトにひび割れが発生せず、安定した力学性状を保ちつつテンドン付着（アンカー体長）を短くすることも可能にしました。
|
| ● |
従来のアンカーにはない波形リブをもつ拘束体により、平均化された小さな応力を伝達。 |
 |
| ● |
テンドンに全塗装PC鋼より線＜SCストランド＞を使用し完全防錆。テンドンの腐食問題を解決。 |
| ● |
定着地盤が良好な場合はアンカー体長の短縮が可能。 |
| ● |
シンプルな構造で、削孔の細径化を実現。 |
| |
|
| |
 |
|
| |
| ■ KTBアンカー工法の施工手順 |
| |
|
| |
| ■ KTBアンカー工法の施工手順 |
| |
●PC鋼より線の規格（JIS G 3536）
|
| 記号 |
SWPR7B |
SWPR7B |
引
張
試
験 |
呼び名 |
7本より12.7mm |
7本より15.2mm |
| 0.2％永久伸びに対する荷重: Tys kN(kgf) |
156以上
（15,900以上） |
222以上
（26,600以上） |
| 引張り荷重: Tus kN(kgf) |
183以上
（18,700以上） |
261以上
（26,600以上） |
| 伸び （％） |
3.5以上 |
3.5以上 |
| リラクセーション値 （％） |
3.0以下 |
3.0以下 |
| 公称断面積 （mm2） |
98.71 |
138.7 |
| 単位質量 （kg/m） |
0.774 |
1.101 |
|
| |
●PC鋼より線の規格（KTB:Ｕターン加工）
|
| 記号 |
SWPR7B |
SWPR7B |
| 呼び名 |
7本より12.7mm |
7本より15.2mm |
| KTBシリーズ |
KS5 |
KM5 |
KM6 |
KL6 |
| 0.2％永久伸びに対する荷重: Tys kN/対(kgf/対) |
208.4
（21,250） |
250.1
（25,500） |
350.1
（35,700） |
| 引張り荷重: Tus kN/対(kgf/対) |
245.2
（25,000） |
294.2
（30,000） |
411.9
（42,000） |
| リラクセーション値 （％） |
3.0以下 |
3.0以下 |
| 公称断面積 （mm2/対） |
197.42 |
277.4 |
| 単位質量 （kg/m/対） |
1.548 |
2.202 |
| 使用耐荷体径 （mm） |
φ 75 |
φ 95 |
φ 95 |
φ113 |
| 削孔径 （mm） |
φ115 |
φ135 |
φ135 |
φ146 |
|
| |
●Uターンテンドンの常時の許容引張り力と削孔径
|
| 記号 |
SWPR7B |
SWPR7B |
| 呼び名 |
7本より12.7mm |
7本より15.2mm |
| KTBシリーズ |
KS5 |
KM5 |
KM6 |
KL6 |
| 0.2％永久伸びに対する荷重: Tys kN/対(kgf/対) |
208.4
（21,250） |
250.1
（25,500） |
350.1
（35,700） |
| 引張り荷重: Tus kN/対(㎏f/対) |
245.2
（25,000） |
294.2
（30,000） |
411.9
（42,000） |
| リラクセーション値 （％） |
3.0以下 |
3.0以下 |
| 公称断面積 （mm2/対） |
197.42 |
277.4 |
| 単位質量 （kg/m/対） |
1.548 |
2.202 |
| 使用耐荷体径 （mm） |
φ 75 |
φ 95 |
φ 95 |
φ113 |
| 削孔径 （mm） |
φ115 |
φ135 |
φ135 |
φ146 |
|
| |
注） （ ）内数値は、常時の許容引張り力:Tas（kN）を示す。
太線は、標準仕様を示す。標準以外は納期について事前にご相談ください。
|
|
|
